2013年07月28日のエントリー

再調査

2013年07月28日 · コメント(0) · 未分類

昨日の宮崎県からそのまま静岡県清水市で交通事故の再調査に来ました。当初、再調査を計画した時、自分なりの一つの目的がありました。しかし昨日、法医学という極めて高度な専門分野の視点を教わり、新たな視点を目的に加えて全体を観察することにしてみました。法医学を見よう見まねで真似てみようなんて考えていません。20年以上の捜査視点、捜査感性では気付かなかった新たな視点を取り入れて物を観察してみたのです。
自分でも観察力にもっと深い幅、厚みが生じたことに気付きました。
これからも、交通事故で苦しんでいる方々が少しでも救われるように私が体得している知識を活かしたいと思います。

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法医学を取り入れた事故調査

2013年07月28日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

7月26日〜27日まで今年5回目の宮崎県を訪れ交通事故調査を行った。今回の事故調査では法医学教授が同行してくださり血液反応を確認しながら事故態様の推定を行った。
普通ならありえない緻密な調査ですが、私は教授に出会えたことが幸いでした。私は決して権威主義に流されることはありません。権威主義が冤罪という大きな間違いを生み出した過去を知っているからです。
しかし教授はその全てを理解しておられます。冤罪を無くすために厳しく弟子を育て上げ、どんな考え方や調査、捜査方法が冤罪を生み出すかを知っておられます。私の調査態度の一つひとつを見てくださり、指導してくださいました。
そして教授は私の考えにも真剣に耳を傾けて聞いてくださり、アドバイスをしてくれるのです。自分の専門分野以外のことは他の専門家の意見を聞き正しい真実を多くの専門意見で見つけ出そうとしておられました。
権威によって真実を誤らせてはいけないことを誰よりも経験で理解しておられました。これからもいつでも相談しなさいと優しいお声がけをいただき二日間の調査をおえました。

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杜撰な捜査

2013年07月25日 · コメント(0) · 未分類

富山市で2010年4月、会社役員の夫婦が殺害され自宅が放火された事件で、富山県警が当時の富山県警元警部補警察官を貸与した被疑者に対し、富山地検は7月24日、嫌疑不十分で不起訴処分とし身柄を釈放した。二人の人命を奪い、元警部補も犯行を自供して逮捕された元警察官が不起訴処分になるのは極めて異例。
富山地検によると、公判で有罪判決を勝ち取るだけの物証がなく、事件の状況と自供にも食い違いが生じていることが理由。そういう理由だと、捜査責任としてどこの機関に問題があったのかと考えると、どうしても第一次捜査権を有している富山県警の捜査が杜撰であったという結論にならざるを得ない。
そもそも、客観的物証の裏付け捜査に基づき犯罪事実を構成し、その上で取調べによる供述調書を作成することになるのだが、あまりに自供のみに頼った捜査が行われたことは否定できない。また、元警部補は拘留中に取材陣との面会に応じ「98パーセント不起訴と思っていた」と話していたという。
富山県警も十分な捜査を遂げ、逮捕状を請求して逮捕し検察官送致したことであろうが、どこに誤りがあったのかしっかり検証しその結果を公開して欲しい。
ゴミ置き場に捨ててあった自転車を乗り回していた高校生などは、自転車の持ち主が捨てた自転車だと言っても、なかば強引に被害届を作成させた上で高校生を占有離脱物横領の犯人として検挙するようなこともあるのに、自認している殺人事件を警察として証明ができないのである。
捜査が杜撰だった。

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交通違反取締りの在り方について

2013年07月19日 · コメント(0) · 未分類

先般の国家公安委員長の発言を受け警察庁は有識者による懇談会を設けることにした。
「地元の人は取締り場所を知っており摘発されるのは県外者がほとんど」「重大事故に直結する場所で見かけない」「前方不注視などが原因の事故が多くなっているのに速度超過違反に重点をおくのはいかがなものか」など、取締り場所の固定化や重点指向の見直しを促す内容である。
取締りの目的は交通事故防止が最大目的だが、スピードが上がれば事故の被害は大きくなるため、事故発生を見越した被害軽減策としての目的も含んでいる。同じ考え方としてシートベルト違反やチャイルドシート違反も直接的には交通事故防止よりも事故発生時の被害軽減である。
当然、スピードが上がると制御が困難になり事故発生の原因にもなる。
取締り対象速度や規制標識の60km/hが速いか遅いかと数字を検討ただけでは無意味で、多くは通学時間帯の通学路など場所との関係で判断される。
その取締り場所が固定化しているところに検討材料があると思う。
取締りによって事故防止が達成されるとは思わないが、適性妥当な取締りは交通社会に絶対欠かせないことも間違いない。

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虚偽作成された捜査報告書

2013年07月19日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

大阪府警は7月19日、スピード違反事件の捜査報告書に別の事件で撮影した写真を添付していたことを発表した。
事件の送致を受けて書類確認をしていた堺区検察庁が捜査報告書の写真に微妙な食い違いに気付き発覚した。流れ作業になりがちな道交法違反の捜査で堺区検察庁は丁寧に書類の精査を行っていた証である。
スピード違反の被疑者は違反事実を否認しており、堺区検察庁は略式起訴ではなく正式起訴を念頭に捜査を開始していたが、証拠となる捜査報告書の信憑性が揺らいだことで今後起訴できるか慎重に検討すると報道されている。
信憑性が疑われる捜査書類を根拠に事件を起訴する検察官はいないはずである。
もちろん大阪府警も担当警察官について虚偽公文書作成、同行使の容疑で捜査を開始する。
具体的に発生した否認事件の捜査の過程で作成された報告書に、警察官の勘違いで別事件の写真が添付される事態などいかに多忙であっても通常起こり得ないことで、積極的な虚偽公文書作成の適用を期待したい。そうしなければ人を処罰するのに欠かすことのできない警察官作成の公文書の公信性が保たれない。
この事件の問題点にはほかの面がある。
否認事件だったから虚偽報告書の存在が明らかになったことである。虚偽の捜査報告書を作成しなければ違反事実の証明ができない取締り体制や取締り場所の疑いも生まれてくる。
また、この日の取締りで検挙された他の違反者にも影響が及ぶ。
捜査書類の虚偽作成は絶対に看過されてはいけない。。

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愛媛白バイ事件を追及して

2013年07月18日 · コメント(0) · 未分類

平成16年11月、愛媛県松山市の小さな交差点で発生した愛媛白バイ事件。当時16歳の少年は自動車運転過失傷害被疑事件被疑者として検察官送致され、家庭裁判所で非行無し、成人事件であれば無罪判決が確定した事件です。
高松高裁は無罪判決を出した少年に白バイの損害賠償と白バイ隊員員が個人的に提訴した慰謝料請求を認める民事裁判判決をだしました。
私は最高裁上告の時に調査報告書を作成し関わりを持ちました。この事件は多くの問題点があります。
沢山の支援者、ジャーナリストが立ち上がっております。
このホームページの中でも少しづつ事件の全容と捜査の問題点、組織捜査のデメリット部分が及ぼす影響を公開していきたいと思います。
事実をたんたんと公開します。
今回の愛媛県入りでは高知白バイ事件の当事者にもお会いする機会がありました。
愛媛と高知に共通する問題点も明らかにしたいと思います。

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交通事故調査会社として

2013年07月10日 · コメント(0) · 未分類

アネスティ法律事務所を運営している勝田亮弁護士を講師に招きコンプライアンス経営についてゼミが行なわれ参加しました。勝田弁護士は私と同じ仙台広瀬倫理法人会に入っており常日頃から様々な相談に乗ってもらっています。
コンプライアンスとは、法令等遵守を意味します。
交通事故調査会社として
1,経営者がマインドを変える
2,従業員のマインドが変わる
この順番でしかコンプライアンス経営は実現しない。
私は交通事故調査会社として企業価値を高めるコンプライアンス経営を常に意識していきたいと考えてます。

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交通事故調査の基本的な書類について

2013年07月10日 · コメント(0) · 未分類

私の所には全国の交通事故当事者から実況見分調書の写しが届く。実況見分調書はほとんど無条件に検察官も裁判官も、時には自分の弁護人でさえ信用し、高い証拠力を有している。これは刑事訴訟法上、実況見分を作成した警察官が裁判所に出廷し、真正に作成されたものであることを証言すると、被告人や弁護士が証拠として同意しなくても証拠として扱うことができるから、よほどのことがない限り実況見分調書を否定することは難しい。
それでは、実況見分調書を作成した警察官が、間違いなく自分が作成したもので偽造変造はしていないと証言すれば即、絶対的な証拠として認められるかと言うとそうではない。
最低限、実況見分を行った警察官が周囲の事象を正確に把握し、その把握した結果を正確に、間違いなく実況見分調書という司法書類に記載して、はじめて実況見分調書に書かれたことが真実であると言える。
実況見分調書とは実況見分を行った警察官が、自分自信で認識し把握した結果を正確に表現しなければならない。
実況見分を実施した日時が曖昧であったり(2回に分けて行った実況見分を1回にまとめて書いた実例もある)、存在すると記載してある物が実際は存在していなかったり、距離の計測結果が指示説明者と異なっていたりなど、もはや真正に作成された実況見分調書でなない。
そして、強い証拠能力が認められている書類は「実況見分調書」という表題が付されたものだけでなく、その内容が捜査機関による見分の結果を記載したものであれば「捜査報告書」も含まれる。
私の知る限りでは、現認報告書とか署名押印のある現場見取り図などだと思う。
私はこれらのことは、なんとなく教科書で習った記憶がある程度で再確認する機会が無かった。しかし、今回素晴らしい交通事故事件捜査の参考書に巡り合い、あらためて間違いではなかったことが理解できた。
交通事故調書の基本的な書類の代名詞である実況見分調書は、真剣に読み取らなければならない。
かつて実況見分調書は単なる行政文書に過ぎないと豪語していた交通事故鑑定人がいたが認識の甘さかもしれない。

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あいの会1周年祝賀会

2013年07月07日 · コメント(0) · 未分類

関東交通犯罪遺族の会(あいの会)設立1周年記念祝賀会にお呼びいただきました。ありがとうございます。
犯罪被害者遺族の気持ちは多種多様で一言に集約することはできません。だから出来るだけ多くの遺族が抱く気持ちを知ることによって絶えず真相を求める必要性を忘れないようにしています。
100例の事故を経験し100世帯の遺族を理解して自分はプロだ、全てを知っていると豪語するのは愚かだと思います。

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愛媛白バイ事件

2013年07月03日 · コメント(0) · 未分類

愛媛白バイ事件のお母様から昨日電話をいただきました。刑事事件では少年事件として「非行なし」の高裁判決が確定した事件です。これは成人事件の「無罪判決」です。
しかし、事故で白バイを壊したという損害賠償事件では、なんと無罪の少年に対して白バイの修理代等を支払えという民事裁判の判決が言い渡されたのです。
よく民事と刑事は別と言いますが、まさにその通りの結果になってしまいました。
しかし、愛媛白バイ事件の捜査は本当に杜撰です。事故の真相を明らかにしようとする捜査結果の報告がされていません。
刑事司法手続きにのっとり捜査した捜査結果を裁判所が否定して非行なし無罪判決を言い渡したのですから、その捜査資料は民事でも証拠認定しては正義に反する気がしますが、どうもそれは素人考えのようです。
非行なし判決は警察にとって最大汚点の一つで、家庭の主婦が息子の無実を信じ、一人で愛媛県警と闘って県警の捜査を否定したのですから、堂々と胸を張るべきだと思います。

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