2016年05月31日のエントリー

石川県金沢での交通事故調査、月末出張2

2016年05月31日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

長野から戻り6月23日、金沢市へ向かった。
事故調査としては初めての町である。
観光で訪れているわけではないが、まずは駅に降り立って感動した。

さて、事故が発生した後に行われる警察官の実況見分とはいかなるものであろうか?
当社ホームページのトップで、ジャーナリスト柳原三佳と元交通部長検事との三者質疑動画で分かりやすく説明しているので、事故後に実況見分調書の記載で疑問があるような方は参考にしてもらいたい。
ところで実況見分調書とは刑事司法手続きの一環としては作成される司法書類であることをどんな時も忘れてはいけない。
以前、共に活動した鑑定人は実況見分調書を、警察署から検察庁に事故内容を報告するための単なる行政文書であると依頼人に説明していたが、間違いである。
そして刑事司法の場で作成された実況見分調書の目的は被疑者の特定明確にするものであり、これを損害賠償の民事裁判の中で活用するためには、実況見分調書が作成された目的を十分理解した上でなければ大きな間違いを犯す危険がある。
個人の利益にかかわる損害賠償の場で、やみくもに公の書面内容を疑問視してもなかなか理解は得られない。

[続きを読む →]

タグ :

長野佐久平での交通事故調査、月末出張1

2016年05月30日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

4月に続き5月も月末に出張が集中して、多くの方々にご迷惑をおかけしている。
5月の月末に出張は20日の長野県佐久市から始まった。
事故発生直後に基本通りの捜査が行われ、それがきちんと書面化された証拠になっていたらといつも感じる。
そして被害者、加害者やその周辺の事件関係者に適切に説明を加えていたなら、民事の行方は違った形になっていたと感じる。
交通事故捜査独特の問題提起を進めたい。
亡くなられた青年のご冥福を心からお祈りいたします。

[続きを読む →]

タグ :

捜査結果の検証から始める理由

2016年05月04日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

当社は交通事故調査を開始するに当たり、警察、検察の捜査結果を検証する作業から始める。実はこの部分が相当大きな労力を必要とする。
その理由は捜査員の資質、人となりが分からず、どんな捜査員が捜査結論を出したのか不安だからである。
例えば、
2016.5.3
兵庫県警警察官がひき逃げ交通事故捜査を放置した案件
2016.4.28
山梨県警察官が飲酒運転で逮捕された案件
2016.4.28
横浜地検検察事務官が証拠品の300万円を横領し逮捕された案件
2016.4.27
福岡地検が法定刑を超える求刑をし、裁判官もこれに気付かず、被告弁護士もまた気付かず、法定刑を超える懲役刑が確定した案件
2016.4.22
兵庫県警警察官が捜査のため訪れた家から200万円を盗んで逮捕された事件
2016.4.13
熊本県警警察官が路上をノーヘルでバイクを運転し、市民に指摘された案件
2016.4.1
警視庁警察官が覚せい剤の尿をすり替えた事件、この捜査員は別の事件でも覚せい剤尿のすり替えを行っていた案件
など最近の顕著な不正だけでこれだけある。
実際には盗撮、強制わいせつ、万引きなどもっと多くの都道府県警察で発生し検挙されているのが実態である。
私の知る先輩警察官も以前に情報漏洩で懲戒免職になっている。
彼らは犯罪発覚以前には、人の生命、身体、財産に関わる重要な職務を任されていたのである。
犯罪発覚以前から誠実さに欠けた人格の捜査員であったのかもしれない。
多くの国民は誠実な警察官が多数の中のほんの一部の警察官の犯罪と認識しているかもしれない。
それが正しいかもしれない。
しかし今、当社の手元にある捜査事件資料からはそれを知る由がない。
だから当社では捜査資料が誠実に作成されているかな検証をするのである。
捜査資料の検証作業は当社だからこそできるものである。

[続きを読む →]

タグ :

ひき逃げ交通事故捜査を放置の警察官

2016年05月03日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

5月2日、兵庫県警はひき逃げ事件の車両を特定したのにその後の事件捜査を放置したとして、飾麿警察署交通第1課の巡査長を虚偽公文書作成・同行使、犯人隠避の疑いで神戸地検に書類送検した。
巡査長は「仕事がたまり、事件を増やしたくなかった」と弁解している。
この事件は2015年9月、姫路市内で発生した軽傷ひぎ逃げ事件について、巡査長は被害者が目撃したナンバーから車種を割り出し1台に絞り込んだ。しかし捜査報告書には「該当者が43台あった」と虚偽の事実を記載し捜査の困難性を示していた。
しかし2015年12月、被害者自らが対象車両を発見したことから巡査長の事件処理放置が発覚した。
ところで報道発表によると、兵庫県警では逃走車両の運転手に対して、道路交通法違反(横断歩行者妨害)で反則切符(通称「青切符」)を交付したということである。
この反則告知の手続きは適正か?という質問が寄せられた。
県警とすれば全く処罰しないわけにもいかず、苦肉の策として反則告知をしたのだろう。
結論から言えば、直接の事故原因について反則告知する手続きは不適切である。
それが認められると、例えば一時不停止により事故を起こしてしまったら、一時不停止違反で反則告知してもらえれば処罰は反則金7000円、行政処分点数が2点で完結する。
赤信号無視で事故が起きたら、赤信号無視違反で反則告知してもらえれば処罰は反則金9000円、行政処分点数は2点で完結する。
その後、仮に相手方が死亡しても手続き上、運転手は既に反則告知として処分を受けているため、自動車運転致傷行為処罰法の被疑者として処罰するすることができなくなる。端的に言えば被害者の死傷程度に応じた適正な処罰と行政処分を与えることができなくなる。
ずっと昔の古い警察官は、時々現場で反則切符を切って処理していた時代もあったが、現在はそのような処理は行われていないと思う。
今回の事件では被害者が軽傷で、それ以上負傷程度が重くなる恐れもないなど、極めて特異な事例だと思う。
少なくても適正な事件処理とは言えない。でもまったく処罰しないわけにもいかない。それでやむを得ずとった処理手続きと言える。

[続きを読む →]

タグ :