交通死亡事故発生件数の過少発表、千葉県警

2015年10月31日 · 未分類

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10月30日、千葉県警で交通死亡事故の発生件数を実際よりも過少発表していた問題が発覚した。

何故そんなことをするのか?
過少発表する具対的メリットは何か?

テレビ朝日「報道ステーション」の取材に応えた。

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言うまでもなく警察の存在意義はやはり発生した犯罪の犯人検挙である。
しかしその一方では犯罪を未然に防止する職責がある。

交通警察部門の活動重点最大目的は交通事故の防止、とりわけ国の政策として実施されている死亡事故の防止である。

この死亡事故抑止活動実態のバロメーターが、死亡事故発生件数の数値化されたデータである。

全国都道府県の死亡事故発生件数を統計化したとき、死亡事故発生件数が他よりも多かったり、毎年発生件数が上位にあると、評価として(評価する人が誰であるかはさておき)、そこの都道府県警察せは適切な交通死亡事故抑止活動の取り組みがされていないとされる。

やはり評価を受ける側とすれば少しでもいい評価を得たい。
我が県警では効果的な取締り、啓発活動を推進した結果、実際に死亡事故を減少させているのだと訴えたい。

警察活動の多くは数値化できないもの、数値化した統計値が馴染まない分野が実は大変多い。
それをあたかも治安のバロメーターとして警察活動を評価する考え方が生まれこんな事件に発展するのである。

まだまだ出てくる案件である。

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