警察官の飲酒運転交通事故

2012年09月23日 · 未分類

毎年9月21日から10日間、全国秋の交通安全県民総ぐるみ運動が行われています。私も現職中は春と秋の年2回の交通安全運動は恒例行事として早朝、夜間の取締りや街頭監視活動、市役所や大型店舗での交通安全啓蒙活動など取り組んでいました。もっともどれほどの効果を期待できるのか疑問はいまだに残っています。
22日午前1時半ころ、秋田市内の市道で秋田県警捜査1課41歳の警部補が同僚らと秋田市内の居酒屋とスナックで酒を飲んで飲酒運転を敢行し電柱に衝突する自損の飲酒運転による交通事故を起こしました。電柱そばには交通安全の旗が立てかけられていましたが事故によってなぎ倒され、折れたりという物損被害もありました。
県民に交通安全を訴えるという組織的役割を課す前に、絶対に警察官に対する教養は必要だと思います。警察的なものの考え方で表現するなら、「飲酒運転を初めてやったなんていうのは嘘である、これもでにも何度か飲酒運転を繰り返しても取締りも受けず、事故も起こさなかったので、今回も大丈夫だと思って運転した結果だ」ということになり、この警部補も例外ではないと思います。
今日私は命のメッセージ展in盛岡に行ってまいりました。どれだけ飲酒運転によって死亡事故が発生し失われた尊い命があることかを警察官は真剣に学ぶべきだと思いました。
飲酒運転、無免許運転など悪質危険違反を本当になくしたいと願う活動をしている民間団体はたくさんあります。その方々の声を素直に聞き入れることから警察官に対する教育は始まると思います。誰よりも命の重さを知っている人の声を受け止めて欲しいと思います。
飲酒運転をした警察官個人を懲戒処分にして通達を発すれば指導教養と事務処理は完了したという考え方を払拭する時期が来ていると思います。警察という組織は警察だけで全てを統制できるものではなく、外部に目を向けるべきだと思います。

タグ :