飲酒運転事故を無くしたい

2012年09月26日 · 未分類

飲酒運転事故を無くしたい。これは社会の誰もが当然に考えていることですが、先日の秋田県警捜査一課警部補の飲酒運転事故による逮捕を受けて、秋田県警察本部長は県議会教育公安委員会の冒頭で、秋の交通安全運動期間中に警察官の飲酒運転事故を陳謝しました。その上で「再発防止の徹底はもちろん、犯罪や交通事故の抑止など県民の目に見える形で成果を上げ、信頼回復に努めたい」と述べました。また警務部長(事実上の県警№2)は幹部職員による緊急対策会議を開いたほか、本部長名の再発防止を呼び掛ける文書を出したということです。
そうです、飲酒運転の絶無・根絶は警察社会でも願っていることなのです。緊急対策会議では長時間の飲酒や二次会自粛などの徹底を指示したに過ぎず、一般社会と同様に特効薬は存在しないのです。一昔前は職責の自覚とか崇高な使命感という言葉によって不祥事を防止しようとしましたが、もはや職責の自覚を期待することは難しく、長時間飲酒と二次会自粛というランクまでレベルを下げた職員の指導が必要になってしまったのです。
そもそも県警全体でまずは飲酒運転の絶無を図ろうと、本気で取り組もうとするならたとえ大人の社会であっても警察官という職責と使命感を考えれば、厳しすぎるという批判を受けたとしても一切の飲酒を禁じる、という通達を流すが県警としての本気度を示す一つの指標になるような気もしています。もちろんそれで飲酒運転が根絶できるなら容易いことですが、それでも発生はあるでしょう。本部長や警務部長は具体的にどのような方策を考えており、その具体的方策が果たして警察官の飲酒運転不祥事防止に有効であるのか、それを検証する議会であってほしいと願います。それほど県民は警察官に対する正義感と公正さを信じているのです。

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