誤った速度違反取締り

2012年12月22日 · 未分類

栃木県警では速度測定装置の設定角度を間違えて4136件の誤測定が発生していたことが報道されていましたが、本日この誤測定で摘発した4136件全員の処分を取り消すことに決定したとうい報道がありました。反則行為(青切符)は反則金を還付して行政処分を取り消せばかまいませんが、問題はやはり非反則行為つまり赤切符の違反です。これは書面上でも検察官によって略式起訴され簡易裁判所の裁判官から罰金刑の有罪判決が受けているのですから罰金さえ返納すれば解決するものではありません。
宇都宮地検は罰金刑が確定した429件について再審請求し無罪求刑をする方針のようです。また栃木県警では免許取り消し処分や免許停止処分にして483人については日数に応じた慰謝料の支払いで補償するようです。その慰謝料の出所がまさか警察官個人というわけがありませんので税金ということでしょうから社会の大きな損失であることは間違いありません。しかし間違った職務執行に対しては素直に謝罪し救済を図るという県警の考え方は正しいと思います。

タグ :