長崎県警察官の飲酒当て逃げ交通事故

2013年11月15日 · 未分類

また、警察官の酒気帯び運転、当て逃げ交通事故が発生したという警察発表があった。
長崎県警は本年9月6日午前1時40分ころ、長崎市万屋町の市道で酒気を帯びた状態で乗用車を運転し、歩道脇の石柱に衝突する交通事故を起こしたが、そのまま現場から逃走した疑いで
長崎県警の31歳の警察官を道路交通法違反(酒気帯び運転と当て逃げ交通事故)の疑いで長崎地方検察庁に書類送検したことを発表した。(発表は11月14日)
県警は巡査を懲戒免職処分にした。

巡査は午後3時ころから自宅や友人宅などで約9時間にわたり、缶ビール、焼酎などを飲み一旦帰宅した後に自動車の運転をして、9月6日午前1時40分ころ事故を起こしていた。
巡査は事故を起こした後、そのまま現場から立ち去り、9月6日の午後になって長崎警察署に出頭した。

巡査が警察署に出頭した時のアルコール呼気検査では基準値を超えるアルコールは検出されなかったが長崎県警では酒気帯び運転の疑いでも送致したというものである。

巡査の飲酒運転をした理由は「車を買ったばかりで運転したくてたまらなかった」という。
全く警察官としての自覚が日頃から醸成されていないことが明らかである。

また、県警はこの巡査を逮捕せず任意捜査によって立件し、さらに
巡査のプライバシーを尊重するとして氏名、所属を明らかにしないというコメントである。

たしかに任意出頭してきた被疑者は、逃走の恐れも証拠隠滅の恐れも少なく
逮捕する理由が無いのかもしれないが、警察官以外の公務員、例えば教員や議員などであったなら
逮捕事案になっていたことが想定される。

私が驚くのは、巡査のプライバシーを尊重し氏名所属を秘匿するという
県警の考え方だ。

取締機関の警察官が、まさに時代に逆行する飲酒運転で事故を起こしている案件なのに
プライバシーを尊重する理由があるなら、ほとんどの犯罪事件事故の報道発表は匿名になると思う。

このような考え方がいまだに正論として成り立つ社会であるから
警察改革は一向に進まず、職員一人ひとりの職責の自覚が育たないのである。

長崎県民は起こらないのだろうか?
ジャーナリストは声をあげないのだろうか?

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