警察官の飲酒運転、兵庫県警

2016年10月31日 · 未分類

兵庫県豊岡市の国道で信号無視をしたとして、55歳の男が逮捕された。男は現職の兵庫県警の警察官だった。逮捕前の検査では基準値を下回るものの、アルコールが検知されていた。

 道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、兵庫県警美方警察署の巡査部長・阪本範彦容疑者。警察によると阪本容疑者は3日午後3時半頃、自家用車を運転中、豊岡市内の交差点で、信号無視をパトカーに発見されたものの警告を無視し、逃走。4日になって逮捕されたもの。

 阪本容疑者は信号無視は認めているということだが、逮捕前の検査では基準値を下回るものの、アルコールが検知されていた。

 美方警察署は「誠に遺憾。今後、指導を徹底していく」とコメントしている。

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適正捜査の重要性

2016年10月31日 · 未分類

一見すると無罪判決を言い渡した高裁裁判官が常識はずれのように感じます。
しかし、適正捜査は絶対に守られなければいけません。
悪を捕まえるために、必要悪を許してはダメというのが捜査です。

京都市内の駐車場で覚醒剤を持っていた罪などに問われた被告の2審の裁判で、大阪高等裁判所は、「警察官が、男性の許可なく所持品を調べるなど違法な捜査をした」として、1審の有罪判決を破棄し、無罪を言い渡しました。
無罪判決を受けたのは、京都府亀岡市の47歳の会社員の男性で、おととし10月、京都市南区のパチンコ店の駐車場で覚醒剤を持っていたなどとして、逮捕・起訴され、京都地方裁判所は、去年10月、懲役1年4か月の実刑判決を言い渡しました。
男性は、警察が違法な捜査をしたとして控訴し、無罪を主張していました。
13日の判決で、大阪高等裁判所の西田眞基裁判長は、「警察官は、男性の許可なくポーチのチャックを開けて所持品を調べたが、職務質問で許される範囲を超えていた。
男性のプライバシーを侵害する行為で違法な捜査だった」と指摘して1審の判決を破棄し、無罪を言い渡しまし

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警察官の飲酒運転、富山県警

2016年10月31日 · 未分類

もう珍しいことでは無くなったと思います。
氷山の一角なんかではすまされません。

16日の早朝、富山西警察署の21歳の警察官が、射水市で車を運転中に事故を起こし、その後、酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。
この警察官は、逮捕される30分ほど前に、別の警察官による職務質問から逃げだした末、事故を起こしたということです。

逮捕されたのは、富山西警察署の地域課に勤務する巡査、北村優太朗容疑者(21)です。
警察によりますと、北村巡査は、休暇だった16日午前5時半すぎ、射水市内で乗用車を運転中、郵便局の看板にぶつかる事故を起こしました。
通りがかりの人からの通報で現場にかけつけた警察官が調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されたため、北村巡査は酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
北村巡査は、逮捕される30分ほど前の午前5時ごろには、事故現場から3キロほど離れた射水市内の交差点で、車で信号待ちをしていた際に眠り込み、信号が青に変わっても車を発進させないことを不審に思ったパトロール中の警察官から職務質問を受けましたが、隙を見て車で逃げ出したということです。
調べに対して北村容疑者は容疑を認め、「大変なことをした。申し訳ない」と供述しているということです。
北村巡査は15日の午後から16日まで休暇だったということで、警察では、北村巡査がどこで何時ごろまで酒を飲んでいたのかなどを詳しく調べています。
富山県警察本部の渡邉泰輔警務部長は「誠に遺憾であり、県民の皆様に深くお詫び申し上げます。事実関係を捜査し、厳正に対処します」とコメントしています。

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飲酒事故捜査の困難性

2016年10月31日 · 未分類

このニュースの本質を見抜くことができる人は少ない。
私はこれまでも直接本音で話しができる人に限って、とことんわかりやすく丁寧に話してきたが、理解を得られなかったように感じている。

まさか、警察かそんな!
極端な出来事でしょ?

軽くやり過ごされていた感じが強い。

事件に関わっているご遺族でも信用してもらえなかった。

以下、毎日新聞ニュース

 アルコール検査を途中で終わらせて基準を下回る捜査結果を報告したとして、千葉県警は28日、館山署地域課の男性警部補(55)と、部下だった男性巡査長(34)を証拠隠滅や犯人隠避などの容疑で千葉地検に書類送検した。

 容疑は、7月4日午前1時20分ごろ、同県館山市で起きた車同士の人身事故の捜査で、酒の臭いがした40代の男性会社員に対する呼気検査を途中で終わらせ、飲酒運転事故の証拠を隠したなどとしている。県警によると、警部補は呼気検査の数値が上昇するのを見て「アルコールが政令基準値(0.15ミリ)を超えれば現行犯逮捕しないといけない」と思って呼気で膨らんだ風船を検査管から抜き、巡査長に「0.1でやっておけよ」と指示。巡査長は「0.05ミリ以上」との虚偽報告書を作ったという。

 県警の調べに、警部補は「忙しくて自分も休みたかったし、部下も休ませたかった」、巡査長は「(指示に)あぜんとしたが、上司との関係が悪化することを恐れて反論できなかった」と話したという。【金森崇之

  9節。資料出典。
別の記事『インターネット版のニュース記事を、記憶容量が最小のファイルに保存・整理』(2010年02月19日)
 クリック 

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警察官の飲酒運転

2016年10月20日 · 未分類

山口県警は何度か訪問したことがあるから残念だ。
飲酒運転の撲滅は誰もが声をあげるが、現実的には相当難しい。

個人の倫理観や遵法精神の高揚に頼らざるを得ない側面が強いからだろう。
このコラムでも度々述べているが、必ず再発する。

警察官が酒気帯び運転で逮捕。山口県警。出勤途中に車に追突し酒気帯びが露見

18日午前、山口市の警察署に勤務する23歳の巡査がマイカーで出勤する途中に車に追突し酒気帯びの状態で運転していたとして逮捕されました。
巡査は、交通安全を呼びかける交通課に勤務していました。
逮捕されたのは、山口南警察署交通課の巡査・田中梨江容疑者(23)です。
警察によりますと、田中巡査は18日午前9時前、山口市黒川の県道の交差点でマイカーで出勤する途中に右折待ちをしていた乗用車に追突し、そのまま立ち去りました。
乗用車を運転していた男性が警察に通報するとともに追跡したところ、10キロほど離れた場所で停車し、駆けつけた警察官が調べた結果、基準を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いでその場で逮捕されました。
男性にけがはありませんでした。
警察によりますと、朝、田中巡査が出勤しなかったため、上司が連絡したところ「きょうは少し遅れます」と話していたということです。
調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということで、警察が飲酒の状況や事故の原因を詳しく調べています。
田中巡査は平成23年に採用されたあと、おもに交通部門に勤務し、山口南警察署でも去年3月からシートベルトの着用など交通安全を呼びかけていました。
山口県警察本部の村岡高文首席監察官は「誠に遺憾で、今後捜査結果などを踏まえ厳正に対処します」とコメントしてます。

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加害者家族支援と被害者家族のディスカッション

2016年09月29日 · 未分類

昨夜は被害者支援団体代表片山徒有さんと加害者家族支援団体阿部恭子さん他弁護士、保護司のパネルディスカッションと懇親会でした。

常日頃からお世話になっている方々とのディスカッションで、とても有意義な時間でした。

会場には被害者ご遺族の方などもおみえになり、様々な問題や課題を知ることができました。

片山徒有さんは、片山隼くん事件のご遺族(お父様です)
ディスカッションの中で、「隼くんを亡くしたことで価値観が一変した」という言葉が私にはよく理解できました。

当社が検察官の不起訴処分理由を鵜呑みにせず、しっかり聞いて再調査する根拠になっている事件です。

片山隼くん事件
Wikipediaから以下のとおり。

1997年11月28日朝、東京都世田谷区で青信号で横断中だった小学2年生男児児童(当時8歳)が渋滞で停車中のダンプカーにひかれて死亡する事故が発生。

ダンプ運転手(当時32歳)は業務上過失致死罪と道路交通法違反(ひき逃げ)で現行犯逮捕されたが、12月28日に検察はダンプ運転手を嫌疑不十分で不起訴処分とした。

遺族が後でダンプ運転手が不起訴になったことを知って検察に問い合わせたが、刑事訴訟法(当時)に処分内容や理由の通知は告訴人や告発人に限られており被害者や遺族について規定がないを理由に東京地検は「処分理由を教える義務はない」と回答した。

この検察の対応が報道され、国会でも取り上げられた。

1998年5月、遺族が東京第二検察審査会に審査を請求。また遺族の目撃者探しによって新証言が出てきたため、ダンプ運転手を業務上過失致死罪で在宅起訴し、ひき逃げ容疑については「事故に気づいていながら逃走したとは認められない」として、不起訴にした。

東京地検は禁錮2年を求刑し、東京地裁は禁固2年執行猶予4年判決を言い渡した。

遺族は民事訴訟を起こし、裁判所は「被害者に過失は一切認められない。運転手の一方的な過失」と認定して、運転手と会社に総額3200万円の支払いを命じた。

この事件の検察の対応が問題視されたのがきっかけで、事件の処分を被害者等に知らせる「被害者等通知制度」が導入された。
以上

写真は懇親会の会場で片山徒有(右)さんと。

隼くん、君の尊い命は決して無駄になっていないよ。
安らかにお眠り下さい。

合掌

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名古屋での交通事故そうだん

2016年09月15日 · 未分類

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昨夜の長野県から急きょ名古屋で交通事故相談を受けることになった。

ご遺族は事故発生時に何が起きたのかを知らない。
全ては警察、検察の捜査結果を頼るしかない。

しかし捜査結果に疑問が生まれそれを合理的に説明する理由ごなければいわゆる捜査段階における二次被害を受ける。

なんとか解決の糸口を見つけたいと思う。

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長野県での交通事故調査

2016年09月15日 · 未分類

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長野県佐久平で交通事故調査を行った。
現場に来るのは3回目。

ここに来て新たな事実が判明した。

机上では絶対わからないことである。
机上の推論は前提に間違いがあると修正する機会を失ってしまい、事実が見えて来ない。
もやもやとしていたものが現場に足を運ぶことだ、もやもやが晴れると新たな事実が見えてくる。

だから自信を持って鑑定結果を書くこともできる。

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札幌市内での交通事故調査

2016年09月11日 · 未分類

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札幌市に来ています。
目的は裁判も終盤に入っている交通事故現場での現地調査です。

最近立て続けて現地調査もしない鑑定書というものを見ています。
その鑑定人は大手保険会社のお抱え鑑定人です。
彼が書いた鑑定書を拝見して驚きました。

約30ページの鑑定書ですが15ページほどは名古屋で取り扱った事件の鑑定書と同文でした。
なるほど現場確認もしないで鑑定書が書ける理由がわかりました。

裁判の中でその実態を明らかにしていこうと思います。

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警察捜査が必ずしもプロの結論ではないこと

2016年09月09日 · 未分類

少し長く、交通事故とは直接関係ありませんが、亡くなられた一巡査の命を社会として無駄にしないためにも、時間がある時に是非お読みください。

以下、週刊金曜日ネットニュースから転記です。

裁かれる埼玉県警機動隊の“殺人訓練”――何度もプールに沈め溺死に

水深3メートルのプールの底まで繰り返し力ずくで沈め、動かなくなると引き上げて放置する。殺人、または拷問死というほかない残虐な事件が埼玉県警で起きた。

埼玉県警機動隊「水難救助隊」の新人隊員・佐々木俊一巡査(享年26)は、2012年6月29日、朝霞市の機動隊のプールで潜水「訓練」中、溺死した。遺族の調査で浮かんできたのは、「訓練」に名を借りたリンチだった。

俊一さんは機動隊員の暴行によって死亡したとして、母・千春さんら遺族が、今年6月28日、埼玉県や救難救助隊の巡査、巡査部長、警部補ら4人を相手取り、総額約1億9000万円の損害賠償を求める国家賠償請求訴訟をさいたま地方裁判所に起こした。

「真相を知りたい。被告の警察官たちには正直な話をしてほしい」

翌29日、命日に開いた記者会見で遺族は涙ながらに語った。

遺族や弁護団(野本夏生弁護団長)によれば、主に警察から聞き取った事実をもとに判明した経緯は次のとおりである。

12年6月29日午後4時ごろ、基礎訓練に続き、「完装泳法」の訓練に移った。空気ボンベ、シュノーケル、足ヒレなど重量38キロの装備を身につけたまま、ボンベの空気を使わずシュノーケル呼吸のみで、潜ったり立ち泳ぎをする訓練だ。

俊一さんは変形性膝関節症で足が痛かった。訓練開始からまもなく、プールの浅い部分(水深1・2メートル)に移って足をつき、訓練中止を申し出た。痛みのせいで立ち泳ぎが続けられない。

だが、指揮官のI巡査部長は訓練続行を命じた。俊一さんはやむなく泳ぎ続けた。しかし、やはり痛い。とうとうプール内壁に取り付けられたはしごをつかんだ。そして中止させてほしいと訴えた。

するとプールサイドにいたN巡査部長が、俊一さんの顔を足で何度も踏み「佐々木、つかむんじゃねえよ」と怒鳴った。そして、「無理です」と繰り返す俊一さんを力ずくではしごから引きはがした。
俊一さんはパニック状態に陥った。

続いて、水に入っていた指導員のW巡査が俊一さんをプールの深い部分に連れていき、背後から両肩に手を置き、体重をかけて水深3メートルの底まで沈めた。5、6秒かけて浮いてくるとまた同じ要領で沈めた。I巡査部長の指示だった。

俊一さんは水中メガネとシュノーケルを顔に着けたままはずすことは許されなかった。シュノーケルの管内や水中メガネの中に水が入り、呼吸ができなかったとみられる。

4回ほど沈められた結果、俊一さんは水中で動かなくなった。すると、そのまま10秒ほど放置され、ようやくプールサイドに引き上げられた。呼吸や心拍の確認はしなかった。人工呼吸もしていない。そればかりか「死んだふりか」などと言って往復びんたをした隊員もいた――。

119番通報は引き上げから8分後。俊一さんは病院に運ばれたが死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は溺死。両肺に大量の水が入ったままだった。

【私的制裁の疑い】

埼玉県警によれば、繰り返し沈めた行為は、ボンベの空気が吸えなくなった場合の対処法を学ぶ訓練だったという。しかしI巡査部長は、事前に「佐々木をやりますよ」と不穏当な発言をしており、私的な制裁だった疑いは濃厚だ。

現在、W巡査が業務上過失致死罪で起訴されている。

もともと俊一さんは東入間署の地域課に所属し、交番勤務を主な仕事としていた。運動は苦手。水に潜って遊んだ経験もない。機動隊への異動を告げられたのは12年3月。自ら希望したわけではなく、とまどっていた。遺族によれば、訓練は辛そうだった。膝も機動隊に入ってから負傷した。事件直前には「死ぬかもしれない」と漏らしていた。意識を失ったこともあった。そして、辞めたい旨上司に相談していたという。辞意を伝えたことに対する見せしめ的な報復の可能性はある。

(三宅勝久・ジャーナリスト、7月24日)

以下日本交通事故調査機構の投稿

痛ましい。
個人的には警察官の幼稚性を痛感する。

ところで各部署で勤務している警察官は自分の希望だけではない。
公務員である以上は辞令で全く希望しない部署、畑違いの部署で勤務しなければならない。
(亡くなられた佐々木巡査も希望もせず、畑違いの機動隊に配置されている)

だから、事件事故で対応してくれる警察官全てが、事案処理に精通しているわけではないし、被害者や被疑者(加害者)が期待するほど、高い使命感、士気を持っているわけではない。

事件当事者にしてみれば、県民から捜査権限を付託され税金で運営しているのだから、職種部署の好き嫌いで仕事をするな、しっかり使命感を持ってやれよとお叱りを受ける。

しかし人である。やりたくない仕事を親身になって愚直に取り組むことはできない。
最低限以下の仕事でも日の丸を背負うと社会、国家はプロの捜査結果と評価してくれる。

ここに警察捜査結果やその対応に不信感を抱く関係者が生まれる一つの要因がある。

私は交番勤務から始まった。
交番勤務では警察官の基本勤務と言われる巡回連絡と立番という勤務が大嫌いだった。基本勤務が嫌いなのだから、勤務態度もいい加減、市民応接も適当だった。

任官3年目から白バイ乗務と覆面パト乗務の辞令をもらった。
希望していたし楽しく、下命が無くても悪質危険違反の検挙、取締りに夢中になった。
士気も高く、白バイ警察官の最大の武器である切符処理を自在に行えるように交通法令も研究した。

白バイを降りて交通事故捜査を担当した。
交通事故捜査の重要性、魅力に引き込まれ白バイをはるかに上回るやり甲斐を感じて仕事をしていた。
事故処理担当日は、寒暖昼夜かかわらず事故現場に臨場するのが楽しかった。
(事故捜査を好む警官は少ないので稀な方かもしれない)

事故捜査係の後、辞令で留置管理という現場から管理部門に配置になった。
重要な部署であることは十分理解しているが、正直、私には毎日がつまらない部署だった。
確かに多くの未経験部門を学んだし、バスを運転する機会も多くあり、仕事に幅を持つことがてきた。
こんな心理で働いていたから目立った功績で表彰されたことはない。

勿論、留置管理部門こそ警察の要と働き甲斐を持って勤務している警察官もたくさんいる。

私が、事件事故処理をしてくれるのが全て一流のプロ集団ではないことを知った上で書類を見ているのは、私自身の経験によるものである。

機動隊は「治安維持の最後の砦」と言われ、機動捜査隊は「初動捜査のプロ」など各専門職部隊のようなイメージが持たれている。

しかしプロには士気が絶対に欠かすことができない条件である。
そして辞令は人それぞれに士気を与えるし、奪いもする。

士気が育たない組織では、部署の雰囲気に馴染めない者、苦手が者が槍玉に挙げられる。
幼い集団ではイジメになる。

辛かっただしょう、苦しかったでしょう。先輩や上司に理不尽さを感じたことでしょう。

亡くなられた佐々木巡査のご冥福を心からお祈りいたします。

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