6月13日午前1時頃から2時間、東北の宮城県仙台市から遠く離れた九州宮崎県で発生した交通事故現場の現地調査を行った。
交通量は少なく静かな現場である。
こんなに静かで平和な場所で悲惨な激しい事故が発生したとは想像できない。
ところが一台の大型トラックが接近して目の前を通過して行く様を体感すると
そこはもう交通戦争の中心地であるような恐怖感を覚える。
横断歩道を渡っていても、歩道に佇んでいても
自分は死と隣り合わせの場所にいることを思い知らされる。
交通事故現場とは過去に一度でも発生している道路であれば
次も発生する可能性は100%である。
この現場で一体何が起こったのかを
再認識させられる現地調査の意義は大きい。
法廷から足を踏み出すことをしない裁判官に事故発生時の様子を具体的に説明する
方法を考えるきっかけにもなる。
そしてこの過酷、劣悪な交通事故現場の道路に自ら立って
実験に参加してくれている弁護士に深く感謝申し上げたい。