福島県警で誤った駐車禁止標識を設置し約9年間で、あわせて52人を誤って検挙していたことが発表された。
このような誤摘発はこれまでにも度々取り上げられており、その都度各都道府県警察は標識が適正に設置されているかの確認を徹底させるとしているが、
現実的には標識管理の徹底チェックは行われていない方が多いのかもしれない。
もちろん全く確認作業を怠っているということはないだろうが、チェック漏れの標識はまだまだ存在していることは間違いない。
福島県警で起きたこの種の標識管理の不徹底による誤摘発は、近い過去にも他の県警で発生しており、近い将来にも必ず別の都道府県警察で発生する。
もしかしたら福島県警で再度同じ誤摘発があることだって十分あり得る。
福島県警察本部交通部長は「組織的なチェックが機能するように改善し再発防止に努める」とコメントしているが、何故今さらののか。
これまでは組織的チェックがないまま取締りを行ってきたなら、過去に取締りした違反の中にも誤摘発はあるのではないか?
そう考えるととても恐ろしくなる。
何のために人を検挙し、処罰するのか。
適正捜査が行われていなかった状態での検挙実績があるのなら、それらは労力と時間をかけて点検すべきである。
「取締りは標識を管理して行う」ことは取締り警察官にとって基本である。
公安委員会が設置する規制標識と道路管理者等が設置する案内標識の違いは、聞きなれない「都道府県公安委員会意思決定」などについては説明が難しく
次回にまとめて説明したいと思います。