埼玉県警草加警察署生活安全課の42歳巡査部長は、4月3日午後11時ころ埼玉県草加市北谷の国道と市道のT字路交差点を乗用車で左折した際、自転車に乗っていた男子高校生に衝突、転倒させて肩や膝に軽傷を負わせたのに、
事故の発生を警察に届け出ず、被害者をのまま放置して逃げたとして、ひき逃げの疑いで逮捕された。
警察は目撃情報から車の所有者である巡査部長を割り出し、事情聴取したところ容疑を認めた。
巡査部長は容疑を認めている。
当時、巡査部長は勤務を終えて帰宅途中で、逮捕されるまでの2週間を通常勤務についていた。
草加警察署の副署長は「署員が逮捕されたことは誠に遺憾で、関係者にお詫びいたします」とコメントした。
多くの市民の方は、どうして現職の警察官がひき逃げなんてするんだろう?
素直な疑問だと思う。
警察官が交通事故を起こしても、法令にのっとった通報、救護措置などをきちんと行っていれば内部処分として注意こそされるが免職になることはない。
しかし、実際に事故を起こすと顛末書なり始末書なり、経過報告書など非公式な書類の提出を求められる。
その煩わしさから逃れようとするのが、現場から逃走しようとする大きな理由になっていると感じる。
たとえ軽傷であっても本案件については
厳格に正しい、誠実な事故捜査が行われることを望む。