4月22日オートバイ乗車中に交通事故で亡くなった萩原流行さんの実況見分が5月14日、事故現場道路の3車線100mを完全封鎖して実況見分が行われた。
この交通事故は当初、警視庁護送車の関与を認めず、「組織保身」の疑いとメディアから批判が相次いだ。
本日は事故に該当する3車両を使用し、さらに萩原さんに見立てたダミー人形を実際に乗用車で轢いて事故状況を再現した。
ダミー人形を実際に乗用車で轢く再現がどんな意味があるのかわからない。
関係車両全体の位置関係を特定するためなら、ダミーの轢過再現は必要ない。
また、ネットで配信されているダミー人形を見ると極めて簡易なもので轢過時の衝撃などを確認するには全く機能を果たさないものだと感じる。
当社も施設を借りて人体衝突実験や人体轢過実験を行うことがある。
それと比べるとダミーは轢過実験にはふさわしくないダミーのように感じる。(あくまでも外見上から判断できる範囲)
つまりダミーの使用は詳細に実況見分を実施していることのアピールとして用いているように感じる。
このへんについてネット配信のニュースでは「劇場型実況見分」と見出しをつけている。
惑わされてはいけない。
私はこの再実況見分の様子を見ていない。
しかし、配信されたニュースを読むと萩原さんの妻は実況見分中に、該当車両3台の一が違うと踏み込んだ。そして「なんでこんないい加減なことをするの!」「警察ひどいですよ!」と
激怒する場面があった様子である。
やはり事実を少しづつ変えようとする意図が見え隠れしているのかもしれない。
ご遺族に対して少しでもそのような疑念を抱かせる捜査は不適切と言える。