最近では北海道砂川町で発生した一家5人死傷にかかる交通死亡事故。
運転手が飲酒状態であったことも判明し、その悪質性に国民は強い憤りを感じている。
その事件の捜査も継続中であるのに、また警察官の飲酒運転交通事故による逮捕事件が発生した。
しかも、今回は私の古巣、宮城県警での出来事である。
<写真はNHKニュース東北WEBから>
県警発表によると、6月14日午前2時55分ころ、仙台市泉区泉ケ丘3丁目の国道4号で、宮城県警察機動警ら隊勤務の巡査長警察官27歳は自家用車を運転し道路左側の歩道に乗り上げガードパイプに衝突し約30メートル先に停止した。
巡査長は車を事故現場に放置して一旦帰宅し、約1時間後に現場に戻ったところを現場に臨場していた泉警察署員が取り調べた結果、呼気1リットル中、0.15ミリグラムを超えるアルコールが検知された。
巡査長は6月13日午後7時から約5時間、同僚や友人3人で飲食店2軒でビールジョッキ5~6杯を飲みタクシーで帰宅した。その後自宅から父親の車を運転しラーメン店に行き、一人で食事した後帰宅途中に事故を起こした。
調べにに対し巡査長は「飲酒運転が発覚るすると思い怖くなった」と現場から立ち去ったことを自供している。
全くその行動も動機も国民が悪質極まりないとしている北海道砂川市の被疑者(容疑者)と何一つ変わらない。
県警警部部長は「極めて遺憾。捜査を徹底し厳正に処分する」とコメントしているが、
警察官個人が処分を受けるのは当然として、県警組織として常に再発防止を徹底するとしながら防げない実態に対して
責任の所在を明らかにするべきである。
このような基本的事項を順守させる指導教養にすら県民の税金が使われるのである。
本当に腹立だしい警察不祥事である。