交通事故に直結する不正

2015年08月16日 · 未分類

8月12日開催の岡山県議会常任委員会で明らかにされたこと。

私たちが自動車免許を取得する際に通った自動車学校の職員には検定員という立場の職員がいる。
その運転技能の習熟度を見極め、将来公道で自動車を運転するにふさわしい技能を有するかを見極めている職員である。

自動車学校の検定員の資格試験の内容が、試験を管轄する岡山県運転免許センターから岡山市内の自動車学校に事前に漏えいしていた。
この問題について岡山県警察本部は県議会常任委員会でこの試験問題漏えい事実を認め、地方公務員法違反の疑いで関係者から事情聴取していることを明らかにした。

今回の問題では、自動車学校での生徒の運転技術を評価する検定員の資格試験内容が岡山県運転免許センターから、岡山県警察本部の元幹部などが再就職している岡山市内の
自動車学校に事前に漏えいしていたものである。
岡山県警察本部は県議会常任委員会の公式の場で事実を認めた。

岡山県警察本部警務部長は「県警として必要な捜査を尽くし責任をもって全容解明する所存」と述べ、
また、県議会委員からは「県民の信頼を揺るがしかねないことだ。どういう経緯でこの問題が発覚したのかを含めて報告を求めたい。」という意見をしている。

これまでに何人の検定員がいわゆる不正に検定員資格試験に合格していたのかわからない。
しかし検定員の趣旨からすれば、少なくても交通社会に必要な運転技能の見極めは交通事故に直結する重要性が存在するからである。

このような不正事案は、再発防止策を議論することど同時に、
現検定員の見直しを図るべきだと思う。

なによりも不正によって資格試験に合格したことを知っているのは
検定員本人である。

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