以下、NHKオンラインニュースの掲載
警察官が飲酒で当て逃げ疑い 懲戒免職
山梨県の鰍沢警察署の22歳の巡査が先月、飲酒運転をして信号を無視し、回送中のバスに衝突してそのまま逃げたとして、酒気帯び運転や当て逃げなどの疑いで書類送検され、懲戒免職となりました。
書類送検されたのは、鰍沢警察署に勤務する22歳の巡査です。
山梨県警察本部によりますと、巡査は先月18日、山梨県甲斐市の県道の交差点で飲酒運転をして信号を無視し、回送中の路線バスに衝突してそのまま逃げたとして、酒気帯び運転や当て逃げなどの疑いが持たれています。
バスの運転手にけがはなく、警察はバスの運転手の話などから巡査の車を特定して、事故の3日後に事情を聞いたところ、容疑を認めたということです。
調べに対して巡査は「飲食店2軒で酒を飲んだあと友人の家に向かう途中だった。酒を飲んでいたので怖くなって逃げた。過去にも複数回、飲酒運転をした」と供述しているということです。
警察は「事故の3日後になって巡査から話を聞き、飲酒の検知もできなかったことなどから逮捕はしなかった」と説明しています。
山梨県警察本部の前田尚久警務部長は「飲酒運転を取り締まる警察官として許されない行為で、深くおわび申し上げます」と謝罪しました。
巡査は28日付けで懲戒免職となりました。
以上、ここまでNHKオンラインニュース
過去に遡った正直な自供はひとまずおいて、巡査の遵法精神の無さに呆れるばかりだ。
このような警察官に拳銃を貸与し捜査権を与えていたことに恐怖を感じる。
また3日後の事情聴取で飲酒検知ができなかったから逮捕しなかったという県警の対応にも疑問がある。
そうなると酒気帯び運転で送致したという報道発表も疑わしい。
どんな捜査をおこなって酒気帯び運転を立証し送致したのだろう?
この山梨県警の飲酒運転事故事件、まさに現職警察官が「逃げ得」を実践し、県警が「逃げ得」を寛容に受け入れたことになる。
地元メディアはどう報道しているのだろう?
これでは飲酒運転事故を起こしたらひとまず現場を離れて逃走し、アルコールが抜けてから出頭するという風潮を県警が助長し立証しているようなものである。
飲酒運転発覚免脱罪の制定過程に逆行する県警の発表に感じる。
飲酒運転撲滅に取り組んでいる多くの任意団体、飲酒事故で命を奪われた被害者遺族団体などは納得できないと思う。
確かに発覚免脱罪は人を死傷させた場合に適用される法律で、今回のように事故による死傷者が無い物損事故は対象外である。
それも方の盲点なら、悪用されつづけるとかんじる。