シルバーウイーク中の9月22日、愛知県名古屋市のういんく愛知においてNPO法人交通事故と労災をサポートする会日本の名古屋支部が主催する
講習会、勉強会が開催された。
会場には交通事故に関心がある一般市民や、交通事故の裁判に直接かかわっている弁護士など約300名が集まった。
当社佐々木は、刑事司法の一環として作成された実況見分調書が、民事訴訟の場で最有力、重要証拠として用いられている
現状の民事裁判について、被害者側の視点がほとんど取り込まれてなく、被害者が極めて不利な立場になる危険性を
具体的事例をあげながら説明した。
おりしも現在当社は上信越地方で発生した物損交通事故裁判に関わっているが、
当社鑑定書に対する反論意見(準備書面)を作成した相手方弁護士の交通事故に関する知識の無さを痛感している。
本当に交通事故民事裁判というものは、交通事故に疎い法曹関係者や保険会社調査員、警察捜査を知らない鑑定人が
司法書類として作成された実況見分調書を巡って議論している。これでは真実に基づいた裁判が進行しないのも当然と言える。