交通事故鑑定の実際

2016年08月20日 · 未分類

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8月も現地調査と裁判に追われている。
その中では警察官が作成した書面が様々な影響を与えている。
捜査目的達成のためにやむを得ないかと感じる時がある。

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当然保険会社から委託を受けている調査会社が作成した報告書も毎日のように拝見する。
まぁ、ひどいなぁと感じることも度々ある。
それでも保険契約者のためになる仕事をしているのだからやむを得ないかと納得しながら読んでいる。

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弁護士が裁判上作成する準備書面とも毎日対面している。
これは少しタチが悪い。
依頼者の利益のために仕事をしているのだから、相手方を否定するのはやむを得ないと納得しているが、その否定の論述が全く交通基礎工学すら筋が通らないひどいものである。

交通事故鑑定会社が作成する「鑑定書」という題名がついた斜面もたびたびお目にかかる。
これは一番酷い。
作成費は100〜150万円だそうだが、裁判ではどのように使用するのだろう?
これは弁護士も悪い。

弁護士も交通事故の専門性が全くわからないから、鑑定書に疑問も抱かず受け取る。
結局、依頼人は経済的二次被害を受ける。

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