白バイとは通称名
専ら交通指導取締りに従事する車体全体を白色に塗った大型の自動二輪車
白バイも緊急走行するためには赤色灯点灯とサイレンの吹鳴は絶対条件です。
しかし白バイが最高速度違反を取締る場合、60キロまでの法定速度の範囲内ではサイレンの吹鳴は必要ありません。
例えば法定速度30キロの原付が55キロで走行していた場合、赤色灯は点灯しますがサイレンは不要です。
指定速度40キロの道路を乗用車が58キロで走行していた場合も赤色灯は点灯しますがサイレンは不要です。
先日から度々メディアの取材質問があり、今朝もホテルで寝ていると新聞社から取材がありました。
下記の白バイ事故を受けての取材です。
執拗にサイレンを鳴らしていなかったかは違法ではないか?緊急自動車の要件を満たしていないのではないか?と言う。
具体的事件の内容がわからなければ違法か適法かもわからないです。
白バイは公安委員会から「緊急自動車の指定」を受けています。その白バイが最高速度違反を取締る時、サイレンの吹鳴を省略することができる範囲があるからです。
これはとても専門的で難しいです。現職の白バイ隊員の中にも間違えて覚えている方がいると思います。
私は白バイ乗務2年目の時に専門施設で教養訓練を泊まり込みで受けた時に初めて知りました。
だから2年間は無知で白バイを操っていたことになります。
写真はまだ正式隊員になる前の佐々木です。
ホライゾン、懐かしいです。
測定用デジタルメーターのはしりだったかな?
今はもうない旧交通機動隊舎前の特殊二輪車コースです。
昔宮城県で運転免許を取得された方は見覚えがある隊舎だと思います。
以下、報道発表文です。
9日午前、北九州市の国道で、30代の警察官が運転する白バイが乗用車に追突し、この警察官と乗用車を運転していた男性のあわせて2人が軽いけがをしました。
9日午前11時ごろ、北九州市小倉南区の国道10号線で、北九州市警察部の機動警察隊に所属する30代の男性巡査長が運転する白バイが乗用車に追突しました。
この事故で、白バイは転倒して大破し、巡査長が足を打撲する軽いけがをしたほか、乗用車を運転していた60代の男性も首に軽いけがをしました。
現場は、片側2車線の見通しのよい国道で警察によりますと、白バイは、別の乗用車の速度違反を取り締まろうと、赤色灯をつけてサイレンを鳴らさずに走行していたということです。
警察は、巡査長から話を聞くなどして当時の状況を詳しく調べています