2012年12月、山口県山口市黒川の交差点で乗用車と原付バイクが出合い頭に衝突し、原付バイクの男性が死亡する交通事故が発生した。
現場の交差点の乗用車側の道路には「押しボタン式信号機」が設置されていた。
当社は原付バイクのご遺族の依頼を受け、5回にわたり山口県に入り述べ10日間、担当弁護士、事務員、地元市民等、多くの方々の協力を得て、様々な調査を行った。
そして信号機の設置に関して山口県には安全性を欠いていたとする結論に達し裁判を行ってきた。
その裁判の判決公判が2月28日、山口地裁で行われ当方主張が認められて、信号機は普通は備えているべき安全性を欠いていたとして、山口県の管理責任を認める判決を下した。
信号機の設置に関して県の管理責任を認めた判決は30年ぶりだという。
このような意義ある事件に当社が関われたことは大変名誉なことである。
亡くなられた男性のご冥福をお祈りします。