当社では本年2月から本格的に熊谷市小4男児死亡ひき逃げ事件の解決に取り組んでいる。
事故は2009年9月30日に発生し、本年9月30日で時効を迎える。
ところでこの時効、事案を自動車運転過失致死罪とした場合であり、現在まで殺人であるのか危険運転致死罪であるのか実は捜査機関(熊谷警察署)もわかっていない。
令状請求捜査経験者であれば路上遺体の解剖請求書を被疑者不詳の殺人被疑事件とする捜査実務手法は経験しているところである。
現状では危険運転致死の可能性も過失運転致死の可能性もフィフティフィフティであるのに時効についてのみ過失運転致死を適用する理由がない。
熊谷警察署捜査員もその点をしっかり議論している。
8月28日、ご遺族の小関さん、ネット署名change .orgの加藤さんとともに時効を所管する法務省刑事局刑事法制管理官以下3名と面会し、集まった署名を法務大臣宛に手渡し、罪名変更による時効延長の可能性を質疑した。
確かに前例がない。
しかし十分可能性がある。
警察庁、埼玉県警本部も議論を始めるのではないだろうか。
第一次的には所轄熊谷警察署の責任者である熊谷警察署長も捜査手腕そのものである。