酒気帯び運転死亡事故

2012年07月23日 · 未分類

海老名市の国道246号で22日午前3時10分ころ35歳の男が酒気帯び運転で乗用車を運転し、信号待ちしていた車列に突っ込み6台の乗用車が関連する多重衝突事故が発生したという報道がありました。この事故の結果3台の乗用車は炎上して最初に追突された車の男性が焼死してしまいました。本当に酒気帯び事故はなくなりません。どれだけ多くの尊い命の犠牲が払われようと、どれだか多くの遺族が声を上げようと、どれだけ警察が本気になって飲酒事故を無くそうと努力しても無くなりません。こんなに悪質で悲惨な死亡事故なのに、全国版ではもう報道もされなくなってしまい、飲酒・無免許事故は特別稀な事故のように受け止められているのは怖いことです。誰も飲酒運転を防止する有効な手段は持ち合わせていないのが実情なのでしょう。
この事件の運転手は居酒屋で飲酒して帰宅途中だったということで、「たばこに火とつけようとして前の車に衝突した」と弁解しているということです。背後責任の追及で飲酒した居酒屋は事情聴取を受けるでしょうが、まさか車を運転して帰宅するとは思わなかったと言い訳すれば種類提供罪での検挙も難しくなるのでしょう。運転手のアルコール呼気検査結果も0.15ミリグラム以上ということだし、そもそも事故の直接原因は飲酒運転ではなく、たばこに火をつけようとした行為で、前方不注視や動静不注視が原因となるため危険運転致死傷罪の適用は難しいかもしれません。
名古屋で発生した飲酒・無免許・無車検・無保険・死亡ひき逃げ事故、京都祇園で発生した常習無免許死亡事故など、危険運転致死傷罪の運用の見直しを求める運動が活発になっている最中にも、こうして同様の飲酒死亡事故が発生しているのが現状です。
悲しいですね。飲酒運転撲滅ということで自分にできることは何かと考えていますが、結局は自分が飲酒運転を絶対しない、と誓うしかありません。

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