8月12日に警察不祥事増加の警察庁発表の報道がありました。今年上半期に懲戒免職、停職の処分を受けた警察職員は前年同期比27人増の83人ということです。そして懸念されるのは懲戒処分者の増加だけでなく、その質の悪質さだとも述べられています。確かに最近では大阪府警警察官が集団で少女を飲酒酩酊させて準強姦で逮捕されたりと異常な事態だと思います。危険運転致死傷罪の適用範囲の拡大や飲酒・無免許運転の罰則強化など一般社会人が中心となって悪質危険違反撲滅の運動に取り組んでいるのに、警察官の飲酒運転、あて逃げ事故、ひき逃げ事故が繰り返し発生し、不適切な交通違反取締、虚偽報告書作成なども発覚しています。警察庁は全国警察に不祥事急増を受けて対策を指示したということですが、まだまだ指示を出すことによって不祥事が抑止できると考えているならば、まだまだ必ず不祥事は続発すると思います。
報道の結びでは、警察改革を進める上で不祥事は隠さない姿勢が不可欠で第三者の意見も積極的に取り入れ、改革を徹底してこそ国民の信頼回復につながらると論じられていました。警察官には強い使命感が欠かせませんがサラリーマン化し数多くある職業の一つと考えて就職活動をして、高学歴高得点の者が優秀な人材と評価する現採用制度下では使命感のある者が採用されることはないと思います。
警察不祥事増加の報道
2012年08月14日 · 未分類
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