ここまで捜査を捏造するのか!

2012年08月23日 · 未分類

昔から白紙調書に署名をさせたとか調書を差し替えたという問題はありましたが、その防止を図るために現在は全ての供述調書には欄外に指印又は押印をして差し替えはできないような制度となっています。
しかし、大阪府警は8月22日、書いた後でも文字を消せるボールペンを使って供述調書を作成した上、誤りなど15ケ所を消して加除訂正をした虚偽有印公文書作成、同行使容疑で大阪府警北堺署の38歳男性巡査部長を書類送検したということです。
確かに現制度でも供述調書作成後に読み聞かせて閲覧させた後で署名押印をさせ、また調書各葉欄外にも押印することで不正な調書改ざんを防止しているのですが、文字を消せるボールペンを使用するとは最初からその目的で調書作成を企図していたのでしょう。極めて悪質な手段方法だと言えると思います。
本当に何でもありの捜査ですよね。
犯罪捜査規範によって捜査報告書や供述調書、実況見分調書など司法書類の加除訂正方法は決められており、加除訂正が即違法なものではありません。しかしこのような悪質な手法で虚偽公文書司法書類が作成され、それが真実とされて公判を闘う被疑者・被害者は裁判官にどんなに真実を理解してもらおうと努力しても無理という結果になってしまいます。
こんなことをされたらさすがの大阪府警もお手上げだと思います、担当者の心労お察しします。
次なる防止策はどのような策なのでしょう。取調べの全面可視化は不可欠だと思います。

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