早朝の仙台市内の道路で、見通しも良好です。信号機もずっと前の方の信号も見通せるのですが追突事故が発生しているのです。こんな見通しのいい直線道路なのにどうして追突事故が起きるのか再調査の依頼がありました。この道路は私も頻繁に利用する仙台市内中心部の道路ですが、追突事故の原因は前方の見通しに関係なく発生しています。確かに現場道路での交通事故再調査は重要ですが、追突事故の場合はどうしても運転手にどうして前の車に続いて止まらなかったの?という質問になってしまいます。車両の破損状態を綿密に鑑定しても、どうして前の車に続いて止まらなかったのかという答えはありません。人身交通事故の場合はその部分を警察官が捜査するわけですが、物損事故の場合、多くは実況見分、取調べが省略されるため後々になってこのような問題が表面化してくることが多いようです。交通事故調査をする時、物損事故はあらゆる面で情報が少なく事故の再調査も難しくなります。交通事故が起きたらとにかく現場を離れる前に徹底してその場の状況をあらゆる面から写真撮影しておくことをお勧めします。交通事故の再調査・鑑定の依頼を受けて感じていることです。
交通事故の再調査
2012年09月26日 · 未分類
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