10月25日午後3時45分から法務省法制審議会諮問会議の場で危険運転致死傷罪や悪質危険交通事故に関して罰則強化を含めた法律改正にともなう意見を述べる貴重な機会を与えてもらいました。まずはこの機会を作ってくださいました関係者の方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
私は1.危険運転致死傷罪の適用に関して具体的危険性のほか、法無視・悪質性・反社会性・結果の重大性を構成要件に加えること。2.飲酒運転同乗罪や酒類提供罪の他、交通事故が発生した場合は危険性、悪質性、反社会性のある運転車両に同乗し或いは運転行為に積極的加攻行為のある者に対しては発生した交通事故に関して共謀共同正犯を適用すべき。3.交通事故の真相を明らかに客観的データに基づいた刑罰法令の適正かつ迅速な適用実現と罰則(量刑)の運用を図るためにドライブレコーダーの全車装着義務を推し進める。4.当事者、とりわけ被害者・遺族等の関係者参加型による交通事故事件処理の制度化の必要性。5.罰則強化によって交通事故を抑止するものではなく、交通教育制度の早期実現が近い将来に自動車の安全性能の進化と相まって現在より格段に安全な交通社会が構築できるということを意見してきました。
法務省法制審議会諮問会議で意見
2012年10月25日 · 未分類
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