産経新聞ニュースで「捜査書類の重み、どう思っているのか・・・」大阪府警の”手柄横取り”という見出しがありました。
記事の内容は、民間人が窃盗犯を捕まえたのに、捜査書類にはあたかも警察官が摘発したように虚偽捜査書類を作成していた問題が発覚したというものである。
捜査書類捏造などは絶対にあってはならないし、何よりも捜査の厳正さが裏切られる行為である。
今回の問題は、明らかに警察官の検挙実績主義が招いている。
警察官にとって「職務質問検挙」は高い評価を受ける。職質検挙こそが警察官の基本だからである。
それゆえに、量販店の保安係が万引きを捕まえたような時など、検挙実績に飢えた悪い警察官がいると
あたかも自分で万引き犯に声をかけて検挙したように書類を作成していくのである。
十分起こり得る、どこの都道府県でも起こり得ることである。
大阪府警で発生したことは、全国どこの都道府県警察でも発生している事案である。
現在私が取り扱っている事件も同じである。
A市で発生した事件を、警察官が書類上B市で発生した事件の捜査記録として仕上げ
過去何年にもわたり、人を処罰してきたのである。
その点について指摘されると、次から次へと弁明の書類が提出されるのだが
その開示された捜査書類もまた杜撰極まりないのである。
物がここにあったのを警察官が確認した、と捜査報告書図面に図示しておきながら
現実には、その場所にその物が存在しないのである
それでも組織として警察官は「捜査は適正である」と主張する。
自分の家族、子供に父親として誇れる仕事をしているのだろうか?
まったく捜査書類の重みなど考えていない。
それが現場の警察官のみならず、組織として警部、警視という幹部警察官も
捜査書類の重みを考えていない。
私がそう言い切れる理由が、
「存在すると記載してあるけど、現実に存在しないのは単純な表現の誤りである」といった程度の
弁解をしているからである。
産経新聞の見出しを書いた記者に言いたい
「捜査書類の重み、どう思っているのか・・・」
メモ以下、体裁よく形式的に整っていれば全て決裁通過
程度で作成しているのが現実です。
私自信の経験として語りたいと思います。