交通死亡事故抑止の基本

2013年09月02日 · 未分類

宮城県内は8月から続き9月に入っても交通事故死亡事故が続いています。
非常事態宣言はどうしてしまったのだろう?
全く効果をあげていません。

宮城県や宮城県警の施策が特に間違っているとは思えません。しかし非常事態宣言出動式、交通安全運動出発式、緊急連合部隊の新設、街頭活動の強化、指導取締の強化などどれも形式的であることは否定できません。

緊急連合部隊などはその典型で、同じ警察官が名前を変えて部隊員になっているにすぎないのが現実ではないでしょうか?
私も現職の頃は、警察署内兼務辞令で4つの辞令を受けていたことがあります。一応は辞令交付式とか開所式に出席させられ署長訓示を受けると、翌日の地方紙には「〜の体制を強化」と報道されていました。

実態は通常の勤務体制です。それ以外のことが出来るわけがありません。
人員には限度があります。限られた人員で最大限の効果を生み出す方策を考える時期はとっくに過ぎていると思います。
その方策の第一は、警察官個人の資質向上だと思います。

どんな素晴らしい式典も、法整備も結局は現場に出る警察官の運用にかかっているわけで、高いスキル、警察官としての資質向上があらゆる事件事故防止策の基本だと思います。

タグ :