交通事故現場の初動捜査

2013年10月26日 · 未分類

現在、神奈川県警所轄警察署が行った交通死亡事故の調査を行っている。
交通事故に限らず、犯罪事件事故現場での初動捜査はとても重要である。交通事故の場合は第一臨場した警察官がどんな初動措置を講じたか、
事故発生直後に行った実況見分などは、時間経過とともに風化、移動などが進み
再現が困難になることから重要になる。

今回の事故調査はその実況見分調書が酷い、杜撰である。
もしかすると衝突地点すら明確に特定されていないのではないだろうか。

ところで初動捜査の要領であるが
なんといっても広範囲な現場保存が第一ではないだろうか。
この現場保存が適正にされていないと
その後に行う実況見分もあてにならない結果になる。

そしてこれらの捜査を行うに当たっては
迅速的確性が求められ、被害者はもとより一般市民の立場に立った捜査を行って、その信頼を得るように心がけるべきである。

それがどうだろう。
杜撰な実況見分調書によって遺族は必要以上に苦しめられている。
これでいいのだろうか?

ご遺族の気持ちを思うと苦しくなってくる。
どうか初動捜査として実況見分を行う警察官は、せめて現場の状況を
写真撮影くらい真面目にやって欲しい。

つくづくそう感じながら書類を作成している。

タグ :