静岡県では今年、駐車場で発生した交通死亡事故が6件6名で、過去5年間で最も多くなっているという報道がありました。
駐車場での死亡事故については、今年1月「チノパン」こと千野アナウンサーがホテルの駐車場で死亡事故を起こしたことは記憶に新しい。
画像は、その時に佐々木尋貴のコメントが掲載された「Flash」の記事です。
ジャーナリストの柳原さん、交通評論家の菰田さんもそれぞれの分野で事故の解析をしております。
駐車場の事故は静岡県だけが特別増加傾向を示しているものでなないと思います。
大型スーパー駐車場の交通の流れは、人車とも頻繁です。そもそも駐車場は車を駐車枠に駐車し終えたら車を降り店舗まで歩行者の立場で歩くことになります。
逆に、買い物を終えた人は駐車場内を歩いて駐車枠まで行き車に乗り込み、運転者の立場になって駐車場内を移動します。
このような人と車が混在する場所なのに、明確な交通ルールが定められていません。
広い駐車場ともなれば管理者が定めた通路があり、進行方向も定め、歩行者が歩く部分もあり
横断歩道や「とまれ」などの路面標示もしっかり完備してあります。
しかし、そのルールが必ずしも守られていないのも現実です。
交通社会では「私はちゃんとルールを守っています」と自分ひとりのことを言っても改善はありません。
みんなが、等しくルールを守らないと意味がないと思います。
ルールを守ることは決して難しいことではありません。
ルール違反の多くは、「決められた方向に進行するのが遠回りになる。駐車枠内をショートカットして出口に向かおう」とか「だだっ広いし見通しがいいのに、「止まれ」の位置でいちいち止まるのは面倒だし、意味がない」といった
安全はみんなの力で造られているという認識が欠けているからです。
駐車場内の死亡事故は静岡県だけの問題ではありません。
普段私たちが地域で利用している駐車場でも事故は起きています。
駐車場を利用するとき、そこは人と車が混在しているということを思い出しましょう。