交通事故関連の記事ではありませんが、私の古巣宮城県警察で起こった
信じがたい事件なのでアップします。
報道では、仙台中央警察署4階の取調べ室から、逮捕されて取調べ中のドイツ人が、取調べ警察官の隙を見て
警察署内から逃走。警察署の外に出たところで一般車両に乗り込みさらに仙台市内や近隣市町村を逃げ回っているということです。
現在も犯人は捕まっておらず、仙台市内は各交差点に警察官が配備され逃げたドイツ人を追っています。
東北の雄、天下の仙台中央警察署4階取調べ室から逃走など私には信じられません。
よほど取調べ警察官に油断があり、危機管理意識が低下していたのでしょう。
報道発表では、ドイツ人被疑者は手錠を外して取調べを受けていたようですが、これは不思議ではありません。
一般に取調べは両手錠を外して行いますが、しかし、腰縄をしっかり腰に巻きつけ
基本通りの取調べ姿勢を取らせれば、被疑者が腰かけている椅子と体が分離することはなく
仮に被疑者が逃走を図ったとしても、お尻には腰掛椅子が密着しているため、
走って、いや歩いたとしても4階から警察署内を駆け下りて警察署の外に出ることは考えられません。
現在は逃走中の犯人を発見確保することに全力を挙げていると思いますが
取調べ中に被疑者が逃走に至った経緯もしっかり検証する必要があるのは当然です。
どうしても被疑者に逃走されてしまった担当警察官個人の責任になってしましますが、犯人が4階から1階まで逃走しているのに
誰も気づかないのですから、署全体の問題なのかもしれません。